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備前日生大橋

えっ、マジ!?備前日生大橋

詳細


所在地:備前市鹿久居島~備前市日生町エリア
開通:2015年4月16日
駐車場:特に無し(通行料は無料)


備前♡日生大橋とは


ハートがつなぐ奇跡の橋

 岡山県備前市に位置する備前♡日生大橋(びぜんひなせおおはし)は、そのユニークな名称と地域への貢献で注目を集める橋です。
 備前市日生町(ひなせちょう)と瀬戸内海に浮かぶ鹿久居島(かくいじま)を結び、地元住民の長年の願いを叶えたこの橋は、完成前から大きな期待が寄せられていました。

備前♡日生大橋、なぜ「♡(ハート)」?

 この橋の正式名称が「備前♡日生大橋」と発表された際、県内外の人々に少なからず驚きを与えました。一般的に橋の名称に記号が用いられることは珍しく、特に「♡(ハートマーク)」が入ることに戸惑いの声も聞かれました。

 建設段階では「日生大橋」と呼ばれていましたが、正式名称は公募によって決定され、数ある候補の中から「備前♡日生大橋」が選ばれました。
 環境依存文字であるためサイトを見ている環境では表示されない環境もありますが、この可愛らしいハートマークこそが公式名称の一部なのです。全長765mと決して長い橋ではありませんが、そのインパクトのある名前は多くの人々の記憶に残ります。

2つの島を陸続きに

 備前♡日生大橋は、単なる交通インフラに留まらない大きな意義を持っています。この橋の完成により、本州と鹿久居島、そしてその隣に位置する**頭島(かしらじま)**の二つの島が陸続きとなりました。

鹿久居島と頭島、そして頭島大橋

 もともと頭島と鹿久居島の間には、すでに頭島大橋が架かっていました。そのため、備前♡日生大橋の開通によって、鹿久居島のみならず頭島も本州と道路で繋がりました。
 これは地域住民にとってまさに日常に起きた「革命」と言えるでしょう。

 従来は海路に頼らざるを得なかった交通手段が、陸路での移動を可能にしたことで、住民生活の利便性は飛躍的に向上しました。
 特に、急病発生時や災害発生時など、緊急を要する場面においては、陸路での移動が可能になったことの重要性は計り知れません。住民の生命を守る上で、この橋が果たす役割は非常に大きいのです。

長年の住民の願いが実った橋

 頭島大橋の建設に際しては、住民が月額500円の「架橋貯金」を行うなど、地域住民がその必要性を強く訴え続けた歴史があります。橋を作る事を求めることはそれほど困難なことなのです。

 そして離島の人々の長年の熱意が実を結び、ついに本州と離島を結ぶ備前♡日生大橋も完成しました。

 鹿久居島はその広大な敷地やレジャー施設で観光客にも知られていますが、実際に人口が多く居住しているのは頭島の方です。そのため、備前♡日生大橋の完成は、頭島の多くの住民にとって、日常生活の利便性を大きく向上させる重要な事業だったのです


マップ





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関連リンク


写真:実際の橋
写真提供:岡山県観光連盟

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