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砂の架け橋、波下の祭壇|笠岡市・大飛島の路上観察
詳細
■ 場所
笠岡市・大飛島
■ 料金
無料
■ 交通手段
離島なので船での移動が必須です。笠岡港から旅客船で約1時間
消失しゆく「幻の砂州」
笠岡市の本土から約25km。瀬戸内海に浮かぶ大飛島には、潮が引いた瞬間にだけ描き出される「砂の道・砂州」があります。
離島ではありますが、アクセスは比較的良好でJR笠岡駅から徒歩数分の場所にある住吉港から旅客船の定期便があるので、わざわざ船をチャーターしたりする必要はありません。
費用も片道が1,020円(※2026年4月現在)と安価です。
船に揺られながら笠岡周辺の離島を眺めて約60分、飛島(洲)で下船すれば、すぐの場所です。
かつては隣の小飛島へ向けて300mほど伸びたというその道は、今や潮流の変化によって、僅かな名残を留めるのみとなりました。
大潮の干潮時。波の間からスッと一本の筋が浮かび上がる光景は、まさに自然の神秘です。
しかし、港の整備や海流の影響で、その規模は年々縮小しています。昨今の海面上昇がこのまま続いていけば、遠からず失われてしまう風景なのかもしれません。
大飛島洲の南遺跡
かつて砂洲の根元の辺りで祭祀が行われていました。
海上を行く船の航行の無事を祈って行われていたもので、大飛島洲の南遺跡として知られています。
大飛島洲の南遺跡から出土した銅鏡や銅鈴。これらは単なる遺物ではなく、荒ぶる海を鎮めようとした古代人の切実な祈りの残り香です。
一部が国の重要文化財に指定されているという事実は、この絶海の孤島がかつて国家にとって極めて重要な「祈りの最前線」であったことを物語っています。




