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アルファビゼン

アルファビゼン(備前市)

アルファビゼン

営業期間
1984~2002年
無くなった理由
廃業
所在地
備前市西片上

アルファビゼンとは


 備前市西片上の片上商店街のそばに、アルファビゼンという市街地の様々な場所から見える大きな建物があります。

遠くから見えるアルファビゼンの建物

 1984年に中央市街地活性化を目的に建てられた複合商業施設です。
 核テナントに天満屋ハピータウンを迎え、マクドナルドなどの大手企業の他に、地元商店など約50の専門店が入居していました。
 オープン当時の商圏は備前市、和気町、岡山市東部、更に県外の赤穂市にまで及びました。

 しかし赤穂にジャスコがオープン。
 更に2000年にアルファビゼンから徒歩圏内の場所へイオングループのマックスバリュが出店すると集客力が25%ほど低下し、テナントの数も減少の一途を辿りました。

 天満屋ハピータウンの売上は最盛期の約半分の16億1700万円にまで低下し、2002年2月に撤退が決まりました。
 天満屋ハピータウンの穴を埋めるテナントを誘致できないまま、管理会社の片上再開発(株)が破産してアルファビゼンは閉鎖されました。
 初期投資額54億6000万円、破産時点での負債総額は57億8000万円でした。

その後


 一旦歴史を閉じたアルファビゼンですが、市街地の中心部に位置することから再利用を目指す動きが起こりました。

 そして2008年に"NPO法人片上まちづくり"がアルファビゼンを賃借します。
 夢袋かわら版という情報誌の配布、各種イベントの実施、そしてアルファビゼンの再生を目指したNPO法人です。

 年360万円という格安の賃借料でしたが、その代わりに建物の維持管理に必要な費用負担と、退去時に更地として返還するという条件になっていました。
 しかし2009年には運営の行き詰まりから、建物の解体の約束が果たされないまま備前市に返還されました。(※片上まちづくりは2011年に破産)

 その後も工場の誘致や市役所、図書館の移転などの話が浮上するものの実現することはなく、建物は2019年12月現在まで再利用されずにいます。
 今後、建物は市によって解体される計画になっています。(2022年、備前市は方針を転換し、2023年度末までに減築をして市民の交流施設に作り変える事を発表しました)

こんな看板が…


アルファビゼンのすぐ近くに、下のような看板があります。

アルファビゼンの近くにある看板

アルファビゼンの近くにある看板

アルファビゼンの近くにある看板

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関連リンク


写真:アルファビゼン
撮影:岡山の街角から


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