TOP>岡山にないorあったスポット>金山休暇村
金山休暇村
金山休暇村・概要
無くなった理由:廃業
営業期間:1967年~1997年
建物:撤去(一部現存)
金山休暇村とは
岡山市の北部に位置する金山にかつて金山休暇村がありました。
全国で整備された休暇村の一つです。運営は山陽新聞社会事業団で、新聞の創刊から85周年の記念事業でした。同社としては真庭市に整備した山陽休暇村に続いて二か所目の休暇村です。
休暇村とは国立公園や国定公園に安価な宿泊施設やレジャー設備を整備するというコンセプトで作られた施設です。金山休暇村も景観のいい金山に位置しています。
しかしレジャーの多様化により、多少のアトラクションと景色がいいだけで人が集まるという時代は終わりました。
時代の流れと共にこうした施設の需要は減退。金山休暇村は平成9年に閉鎖しました。(※当初の発表は休業)
現在の様子
2022年現在に至るまで、金山休暇村跡地の再利用計画はありません。
残されていた設備も徐々に撤去され、現在は殆ど空き地になっています。
現在でも残されているのは、休暇村のシンボルだった倖せの像のみです。
なぜこの像が残されているのかは不明です。備中町(現・高梁市)出身の彫刻家・宮本 隆さんの作品です。
閑散とした雰囲気に加え、廃業当時はまだ多く残されていた施設が雰囲気を盛り上げたのか、近隣は岡山県でも著名な廃墟/心霊スポットとなった時期もありました。
しかしほぼ更地となった今ではそうした噂も沈静傾向にあるようで、徐々に金山休暇村自体が忘れ去れた存在になりつつあります。
現在、周辺は休暇村の敷地内にある金山妙見社に参拝する方や、金山から見える夜景を楽しむカップルが訪れる静かな落ち着いたスポットになっています。