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スターライトアベニュー

白壁に灯る、二つの物語|スターライトアベニューと春宵あかり

倉敷スターライトアベニュー 概要

無くなった理由:別イベントへの移行の為
所在地:JR倉敷駅前~倉敷美観地区
営業期間:~2005年
後継イベント:倉敷春宵あかり

鮮やかに街を塗り替えた「光の川」

 倉敷の夜といえば、現在は落ち着いた風情ある明かりが印象的ですが、かつては今とは全く異なる、エネルギッシュな光の祭典が開催されていました。

 その名は、「倉敷スターライトアベニュー」。

 倉敷駅周辺から美観地区にかけて、大規模なライトアップや現代的な光のモニュメントを設置するイベントでした。

 2005年頃の様子を思い返すと、白壁の町並みが青や白の華やかな照明に照らされ、歴史ある街並みがどこか近未来的な表情を見せていました。
 この「和風な街並み×現代的な電飾」という、あえて狙ったミスマッチの妙こそが、このイベントの醍醐味だったのです。

「静」なる美への転換|倉敷春宵あかり


 2005年を最後にスターライトアベニューはその歴史を閉じ、翌2006年からは「倉敷春宵あかり」へと生まれ変わりました。
 これは単なる名称変更ではなく、イベントのコンセプトが根底から変わった劇的な転換点でした。

倉敷春宵あかりの様子
(写真:倉敷春宵あかりの様子 提供:くろうさぎ様)

 現在の「春宵あかり」は、和傘や提灯を吊るした川舟、竹あかりやボンボリといった、和風の間接照明を主役に据えています。まさに美観地区のイメージに寄り添った「静」のイベント。現代の倉敷が選んだ、街のポテンシャルを最大限に活かす光の形と言えるでしょう。

 「春宵あかり」の静謐な夜景は、間違いなく今の倉敷を象徴する美しさです。
しかし、かつて街全体を煌々と照らし、普段の倉敷とは違う高揚感を与えてくれた「スターライトアベニュー」の鮮やかさを、今も懐かしく思い出す人は多いのではないでしょうか。

 「和」を守る明かりと、「和」を塗り替えた光。
どちらも、倉敷という街が人を楽しませようと試行錯誤してきた、大切な歴史の1ページです。




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写真:上・倉敷スターライトアベニュー
写真提供:プランク


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