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高瀬舟の発着場跡

高瀬舟

高瀬舟(写真は勝山に残されている船着場の跡)
無くなった理由:陸路の整備が進んだため
営業:室町時代~明治時代頃

写真提供:岡山県
■ 高瀬舟とは
 時代劇などで舟による荷物の運搬が行われている様子を見た事は無いでしょうか?

 あれは高瀬舟と呼ばれる舟で、明治時代に自動車や鉄道といった陸路を用いた運搬方法が主流になるまで、日本各地で幅広く活用されていました。
 川などの浅い水路を移動する為の舟だったので、一般見られるような船とは異なり、底の部分は平らに作られていました。
 基本的には人や馬によって移動させ、その補助として帆で風を受けたいたそうです。

 実は高瀬舟は岡山県が発祥の地であるといわれています。

■ 高瀬舟の今昔
 室町時代に岡山県内の主要河川で荷物の運搬のために用いられるようになったのが、徐々に全国へ伝わっていき、江戸時代に最盛期を迎えましたが、先述の通り陸路の発展に伴い徐々に見られなくなっていきました。

 しかし現在でも、河川沿いには上の写真のような船着場の跡が残されており、往年の風景を彷彿とさせてくれます。
 また、かつて高瀬舟の発着場があった真庭市の落合地区では、銘菓である落合羊羹を高瀬舟の形へ加工した『高瀬舟羊羹』が、土産菓子として販売されています。

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