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吉備真備公園
詳細
住所:小田郡矢掛町東三成3872-2
営業時間:9:00~16:00
駐車場:有り
入園料:無料
備考:日本の歴史公園百選
吉備真備公園
岡山県で吉備真備と言えば町名にその名を冠した真備町が有名ですが、矢掛町にも吉備真備公の生誕地に由来する吉備真備公園があります。
吉備真備の生誕地には幾つかの説があり、県内の矢掛町と真備町の他に岡山県ではないとする大和説なども存在しています。
吉備真備公園では巨大な吉備真備公の像が設置されているのが特徴です。
敷地内には吉備大臣宮が整備されている他、館址亭という人気のうどん屋もあります。
囲碁発祥の地
公園内には囲碁発祥の地の石碑があります。
矢掛で囲碁が始まったとするものではなく、吉備真備と囲碁の関係に由来します。
吉備真備が遣唐使として唐へ行った時の事です。
唐の人々は吉備真備の才覚を恐れて、彼を幽閉しました。
そして数々の難題を出して、どうにか吉備真備を日本へ帰さないように画策しました。
その難題の一つが、まだ日本に伝わっていなかった囲碁です。
阿倍仲麻呂の霊に囲碁を教えてもらい、最終的には石を飲み込むと言う力技で勝利を収めるというエピソードです。
無事に帰国した吉備真備が囲碁を日本へ伝えたという事から、吉備真備公園に囲碁発祥の地の石碑が設置されているのです。
公園として
吉備真備公園は子供を遊ばせる公には、充実しているとは言いがたい公園です。
園内には僅かに遊具がある他、古代の丘と名付けられたやや傾斜のある広場が整備されている程度です。
しかし吉備真備の生涯について少し勉強しておけば、楽しく学びながら遊べる歴史公園になっています。
前述の古代の丘には吉備真備のエピソードを刻み込んだ石碑が置かれているので、それがどのエピソードなのか…等々、じっくりと見ていけばたっぷりと時間を費やして楽しめる事でしょう。