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倉敷総鎮守・阿智神社
詳細
祭神:宗像三女神
(多紀理毘売命、多岐都比売命、市杵嶋比売命の事)
相殿神:応神天皇
約三十柱の神々
所在地:岡山県倉敷市本町12-1
駐車場:3ヶ所で20台程度駐車可能、無料
参拝は24時間可
関連リンク:阿智神社公式HP
阿智神社・縁結びの木
阿智神社とは
倉敷美観地区の商店が立ち並ぶ場所から山の方へ上がっていくと、倉敷市の総鎮守の阿智神社があります。観光客がお参りに来ることもあるようですが、基本的には静かで美観地区の賑わいからは隔絶された神秘的な空間です。
喧噪で人に酔ってしまった時などに、一息つく場所としてもお勧めです。大きめの東屋があり、ゆっくり休憩をとる事が出来ます。
神社の名前は百済から渡来し、日本へ様々な先進的な技術を伝えたとされる『阿知使主』に由来します。
実際に阿知使主の一族が周辺に住んでいた事があるそうで、神社の敷地は彼らが築いた庭園の跡とも伝えられています。
古代は倉敷市の周辺一帯は海で、美観地区周辺は交通の要衝として賑わっていました。
そうした歴史から、祭神は海の神、航海の神として知られる宗像三女神です。
前身・妙見宮時代
元々は神仏習合(注:仏教と神道を混ぜた信仰)でしたが、明治時代に入り神仏習合を禁止する『神仏分離令』が出されます。
この時に全国の神仏習合のお寺の多くはお寺と神社に分かれました。
阿智神社もその対象になりました。
妙見宮の内で神社の部分を残したのが、現在の阿智神社です。
妙見宮は同じ美観地区内にある観龍寺に移動しています。
(写真:観龍寺内にある妙見宮)
元々は観龍寺にあった妙見宮が、現在の阿智神社の場所へ移転していたので、移動したと言うよりは、元に戻ったといった方が正しいのかもしれません。
神社のある鶴形山も以前は妙見宮にちなんで妙見山と呼ばれていましたが、神仏分離に合わせて名称を変更しました。
妙見宮は更に昔には『明剣宮』と呼ばれていたとも伝えられます。
この名前は神功皇后が航海の際に嵐に遭い、祈りを捧げたところ三振りの剣が空より降りてきたという伝説によるものです。
周辺スポット
阿智神社は倉敷美観地区内にあるので、美観地区のお店や数々のスポットと一緒に見て回れるので、丸一日でも過ごせるような場所です。
岡山県の天然記念物として知られる『阿知の藤』は阿智神社のすぐ裏の鶴形山公園にあります。(藤は倉敷の市の花)
お守りには『阿知の藤実守』という、藤の実の入った物があります。
妙見宮のある観龍寺も徒歩圏内にあるので、併せてのお参りをお勧めします。