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藤田神社

干拓地の守護・藤田神社

詳細

祭神豊受大神、大国主命、少彦名命
所在地:岡山市南区藤田509-3

駐車場:有り

干拓の守護神・岡山市南区の藤田神社

 岡山市南区藤田にある藤田神社は、天の神「豊受大神」と、地の神「大国主命」「少彦名命」を同時に祀る、全国的にも珍しい神社です。
 三柱の神を一体で祀る背景には、この地域ならではの歴史と願いが込められています。

藤田神社の成り立ちと児島湾干拓

 藤田神社は、岡山県南部で行われた児島湾干拓事業の守護神である「児島湾神社」として建立されました。藤田周辺はかつて児島湾の一画に位置しており、干拓によって新たに拓かれた土地に多くの人々が入植して、現在のような藤田地区が形成されました。

 この大規模な開拓工事の成功と地域の安全を祈願するため、天の神である「豊受大神」と、土地開発に関係する地の神「大国主命」「少彦名命」が同時に祀られたのです。
 こうした構成は、自然と人の力が調和することを象徴しているとも言えます。

干拓地一帯に広がる信仰の範囲

 「藤田神社」という名前は岡山市南区藤田の地名に由来していますが、その信仰の範囲は広く、玉野市高崎をはじめ、岡南・浦安・七区など、児島湾干拓によって誕生した各地域でも広く厚く信仰されています。

 新たな土地の守護神として、藤田神社は今もなお、地域の安全と繁栄を見守り続けています。

改名


 児島湾神社の名が改名されたのは、私財を投じて干拓事業を行った藤田傳三郎の名前を頂いての事です。

境内の石碑

 児島湾干拓はあまりに大掛かりな事業である為、国でさえも手をつけられませんでした。
 それを引き受けたのが、藤田財閥を率いる藤田傳三郎です。
 岡山市南区藤田の地名も、神社同様に藤田傳三郎の名前に由来しています。

 藤田地区では傳三郎の名前を冠したお祭りも開催されており、今でも同地区では子供たちもその名前を知っています。偉業を伝えていく事は大切な事ですね。

マップ




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写真:藤田神社
写真撮影:岡山の街角から

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