後鳥羽上皇御影塔
詳細
■ 所在地:倉敷市林(熊野神社のすぐそば)
■ 営業時間:見学は24時間可
(※ただし照明などはなく、足元も良くないので日中が推奨)
■ 駐車場:有り
■ 国指定:重要文化財
後鳥羽上皇御影塔(石造宝塔)
倉敷市林の熊野神社の駐車場の脇に後鳥羽上皇の御影塔があります。
これを建てたのは子である頼仁親王と覚仁親王です。
承久の乱の際に隠岐に流されて、その地で亡くなった後鳥羽上皇の供養の為に一周忌である1240年に建てました。
中には上皇の遺骨の一部が収められていると伝えられています。
それが倉敷市にあるのは、親王も承久の乱の為に備前国へ流されていた為です。
当初は廟堂と経堂も建てられたそうです。
しかし応仁の乱の際に周辺が焼き払われ、建物は焼失してしまいました。
親王の墓
周辺には二人の親王の墓もあります。
まずは後鳥羽上皇御影塔から徒歩圏内にある覚仁親王の墓です。
修験道で修行に用いられた行者池の畔にあります。
ただしこちらについては”伝 桜井宮覚仁法親王墓”と記されており、確定はされていないようです。
そして少し離れた倉敷市木見に頼仁親王の墓があります。
以前は"頼仁親王御陵前"というバス停があったので、地元の方の間ではよく知られているのではないでしょうか。