ダムに消えた笠神の文字岩
詳細
■ 所在地:高梁市備中町西油野
新成羽川ダム近くの県道107号沿い
■ 営業時間:見学は24時間可
(※照明類はないので日中の見学がお勧め)
■ 駐車場:有り
笠神の文字岩
高梁市の新成羽川ダムの周辺を走る県道沿いに、笠神の文字岩という史跡があります。
1307年に河川の航行の難所として知られていた成羽川上流の笠神龍頭の瀬で開削工事が行われたことを記した記念碑です。
これは河川の開削工事の記念碑としては日本最古の物です。
当時、備中や備後で生産された鉄は一旦新見市哲西町八鳥に集められ、そこから川で運ばれていました。
この笠神龍頭の瀬の工事により、運送時間も手間も大きく短縮されました。
実はレプリカ
実は冒頭のストリートビューの画像にあるの文字岩はレプリカです。
本物は新成羽川ダムの完成に伴い、湖中に沈んでしまいました。
なので現在では実物を見ることは出来ません。
そこで人々が立ち寄りやすい県道沿いにレプリカを作り、展示しているのです。