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温羅伝説の鯉喰神社
詳細
所在地:岡山県倉敷市矢部109
ご利益:厄除け、必勝祈願
駐車場:無し
鯉喰神社とは
倉敷市矢部に鯉喰神社という変わった名前の神社があります。
どうしてこのような名前になったのでしょう?
この名前には桃太郎伝説の起源になったと言われる温羅伝説が関係しています。
温羅伝説と神社
温羅伝説とは総社市の鬼ノ城を拠点とし、周辺を支配していたとされる温羅と、それを征伐する為に派遣された吉備津彦命の戦いです。
鯉喰神社の地は、この戦いの終盤に登場します。
戦いの果てに劣勢となった温羅は自らの姿を鯉に変えて川を逃げていきます。
対する吉備津彦命は鵜の姿となり、それを追撃、そして鯉になっていた温羅を食べて捕らえる事に成功したのです。
その場所というのが、鯉喰神社のある場所です。
人々が吉備津彦命の勝利を記念して、この地に神社を祀ったと伝えられています。
卑弥呼の墓!?
鯉喰神社は古代の墳丘墓の上にあります。
そしてその墓に葬られているのは卑弥呼ではないかという説があります。
未だに様々な議論が交わされる邪馬台国の所在地ですが、実は岡山周辺にあったとする吉備説もあります。
この説を採った場合、卑弥呼の時代の墳丘墓で県内で最も大きな物が鯉喰神社の場所なので、それが卑弥呼の墓ではないかとしているのです。
ちょっと大雑把な感じがしますね。根拠がこのくらいなので、近畿説や九州説の牙城を崩すには至っていません。しかし古代には吉備国として大きな勢力を誇った岡山県です。可能性としてあり得ない話ではないのではないかと思います。
ご利益
神社のご利益には、温羅と吉備津彦命の激闘の名残か、必勝祈願が伝えられています。
近々大きな勝負事がある方は、吉備津彦命の勝利にあやかって、こちらで拝んでいってみてもいいかもしれませんね。