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茅野和助ゆかりの松風庵
詳細
所在地:津山市河辺1701
駐車場:有り
参拝は24時間可
松風庵
津山市河辺の国道179号の道沿い、少し高くなった場所に松風庵という小さな観音堂があります。
元々は国道上にありましたが、現在に移されました。
名前は最初の所在地が松風山だった事に由来しており、幾度かの移転を経て現在地にやってきたようです。
歴史は古く、津山市の公式サイトによると創建は天平年間(729~749年)です。
茅野親子と松風庵
松風庵には忠臣蔵で討ち入りに参加した茅野和助のエピソードがあります。
茅野和助は津山藩森家の家臣、武助の家に生まれました。
しかし父は1681年に藩主・森 長武に意見したことが原因で、職を失いました。
森 長武は兄が早世し、跡継ぎの長成が幼少だった為に16歳になるまでという期間限定で中継ぎの藩主となった人物です。(関連リンク:期間限定藩主・森長武)
こうした経緯から、その藩政は評価できる点も多い一方で、自らの退任後の地盤固めの為にお金をばらまくなどの私欲による動きも散見されました。
恐らく茅野の父親はその事に意見したのではないでしょうか。
失職した茅野武助は帰農する一方で、松風庵で和助に兵書軍学を施しました。
ここでの勉学が実ってか、1687年頃には赤穂藩に士官が叶ったのが確認されています。