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牛

牛の恩返し・田倉牛神社

詳細

主祭神:牛頭天王
別名、愛称:牛神社
所在地:備前市吉永町福満994-1
駐車場:有り(県道96号線を挟んだ向かい側)
参拝は24時間可能

田倉牛神社とは


 備前市の『田倉牛神社』(たくらうしがみしゃ)には、とてもユニークな独特の習慣があります。

 駐車場へ車を停め、鳥居へ行くまではごく一般的な神社です。
 ですが、その先へ進んでも社殿に相当する建物は見当たりません。
 そこにあるのは、遠目に見ると石を積み重ねたような小さな山だけ。

田倉牛神社の牛の山

 これこそが田倉牛神社の御神体が安置された神座です。

 よく見ると、小さな山の上には石で彫られた牛の彫刻があります。これが田倉牛神社の神体です。
 そして山のように見えていたのは、奉納されたおびただしい数の備前焼きで作られている牛の像なのです。
 神社の中に幾つかある祠にも牛が何体も祀られています。

 どうしてこのような形になったのかは、次の項でご説明します。

牛の恩返し


 田倉牛神社の祭神は牛頭天王であり、元々は牛馬の健康を祈るための神社でした。
 そうした事情から、田倉牛神社には少し面白い習慣があります。

 参拝に来た方は、鳥居の近くにあるお店で小さな牛を購入します。

田倉牛神社の牛

 それを持って御神体の牛がある場所まで行き、そのまま奉納します。
 そして先に積まれていた牛の中から、インスピレーションを感じる一体を持ち帰ることが出来ます
 そして願い事が叶うまで、その牛を大切に持っておきます。

 やがて願い事が叶った暁には、その牛を返しに行きます。
 注意が必要なのは、この時にお礼の意味を込めてもう一体の牛の像を一緒に奉納する事です。

 要するに、誰かの願いが一つ叶うたびに、田倉牛神社には二体の牛の像が増えていくのです。
 その結果が、上の写真にもあるような山のように積まれた牛の像です。
 牛の山はそれだけの願い事が叶ってきた証拠なのです。

こちらもお勧め:牛を供養する鼻ぐり塚


備考


 現在は牛馬の健康のみならず、家内安全、五穀豊穣、交通安全といった様々な願い事を聞き入れて下さるそうです。

 車で行く場合も駐車場から少し歩かなくてはならないですが、近くにお立ち寄りの際には是非とも参拝していって頂きたい神社です。
 神社の管理は神職はおかず、地元の方が行っています。

 1月、5月、9月の5日は大祭で、特に初詣の際には非常にたくさんの方が参拝され、お店なども沢山出て賑わうそうです。

マップ




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関連リンク


写真:田倉牛神社
写真提供:岡山県観光連盟

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