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大蛇を祀る綱之牛王神社

詳細

所在地：新見市哲西町上神代3394-3
駐車場：無し
備考：藁で作った大蛇が祀られている

大蛇を祀る神社

　新見市哲西町上神代の道の脇に綱之牛王神社という小さな社があります。
　この神社はかつて周辺に住み着いていた大蛇を祀ったものです。

　大蛇は牛馬を食べ、農作物を荒らして人々を困らせていました。
　その状況を憂いた九品寺という寺の坊主が、千本の椿の逆杭を谷一帯に打ち込み、49日間もお経を唱え続けて大蛇を祈り殺しました。

　しかしお話はこれでチャンチャン…という訳には行きませんでした。
　お経を唱えた九品寺の坊主は病気で急逝し、更に谷側を流れる水には毒気が混ざるようになりました。

　殺された大蛇の怨念だと感じた人々は、霊を鎮める為に蛇が息絶えた辺りに社を建てて藁で作った蛇を祀りました。
　これが現在の綱之牛王神社です。

蛇形祭り

　綱之牛王神社では蛇形祭りが行われています。

　前述の祀られている蛇を取り替える為の儀式です。
　藁で作られた大蛇は長さ６ｍ、重さ約３８ｋｇという巨大なものです。

　これを前年に奉納したものと新しいものを取り替えることで、豊作祈願や家内安全などを祈ります。

マップ

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関連リンク

写真：綱之牛王神社
写真提供：Googleマップ

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