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    鶴島

鶴島(キリシタン殉教の地)

鶴島(写真中央部の島が鶴島)
分類:無人島
所在地:備前市・日生諸島内
交通:定期船無し
面積:0.1平方Km
備前市指定:文化財
関連リンク:岡山県による紹介ページ

写真提供:岡山県
 備前市にある鶴島はキリスト教への弾圧に関する歴史を持つ島です。
 現在では無人島ですが、この島の中には十字架や慰霊碑などを見ることが出来ます。

■ キリシタン殉教の地
 日本では豊臣秀吉さんの時代からキリスト教へ対する弾圧が行われていますが、それは江戸時代から明治時代の初期まで続きます。
 明治時代に入って、長崎で行われた弾圧によって連行された人々が鶴島で強制労働と改宗を強要されたのです。
 117人のキリスト教信者の方が連れてこられて、約3年半後にはキリスト教の禁止が解かれるのですが、厳しい労働と劣悪な住環境であった為に、その間に18人の方がお亡くなりになっています

■ 現在の鶴島
 後に信教の自由が保障され、鶴島に連れて来られていたキリシタンの方々は開放され、島を離れていきました。

 現在、鶴島には殉教された方の為の慰霊碑と、墓地、そして改宗をさせる為に用いられた施設の名残である『改宗の祠』という、小さな祠が残されています。
 キリスト教の方が島を離れた後に人が住んでいた時期もありますが、現在は住む人のいない無人島です。

 現在では慰霊の為のミサが行われるなど、悲しい出来事の記憶を留める巡礼の地となっています。

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