『16世紀の県民性!?』
16世紀の岡山県民!?
都道府県ごとに人の性格等を表現する県民性の話題は根強い人気があります。
これは歴史や気候などで決まるもので、あながち間違いとも言えないようです。
都道府県が出来る以前にはお国柄と呼ばれており、県民性と同様の考え方は古くから存在したようです。
古い時代の有名な書物として人国記があります。
16世紀頃に書かれたと考えられているもので、この本の中にはかつての律令国の人々の風俗などについて…言わば県民性が記されています。
この中に登場する現在の岡山県は下記の3つの国として登場します。
大体をまとめるとこのような感じです。
・備前国:何事も理論で進めようとする
・備中国:意地が強く、自分の考えを曲げない
・美作国:自分は人より勝っていると考えている
うわぁ……。
実は毒舌、人国記
16世紀の岡山県民って嫌な奴!?と思った方は、どうぞご安心下さい。
人国記は非常に辛辣な表現が多いことで有名なのです。岡山県だけが悪く言われているわけではありません。例えば陸奥は人と会っても岩壁と喋っているようだ…なんて、とんでもない事を言われています。
もちろん全く事実に即さないような内容ではないのでしょう。多少強めの表現を用いて面白おかしく書かれているのかも知れません。
それに16世紀とかなり昔前の事なので、お読みの方も余りお気を悪くなさらず。
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画像:『日本』
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