岡山広兼邸とは
高梁市成羽町にある広兼邸は金田一耕助作品の映像化作品で、岡山県における定番のロケ地の一つです。
建物がある成羽地域周辺には岡山県指定の『吹屋ふるさと村』があり、かつては銅山や、ベンガラ(真っ赤な塗料)の一大産地として栄えた地域です。
広兼邸はそのベンガラによって多大な財を築いた広兼家の邸宅跡です。
建物自体も非常に豪勢で大きく、使用人が住む為のスペースなどもあり、丁寧に手入れされた庭園には水琴窟まで作られています。
広兼家が東京へ移住した後に高梁市へ寄贈され、当時の生活を知る為に見学する事ができるようになっています。(※有料)
ロケ地としての広兼邸
建物が岡山県にある事や、村でも随一のお金持ちの家である『田治見家』の設定によく合うので、作品の新旧を問わず八つ墓村のロケ地に利用されています。
古くは渥美 清、新しい作品では豊川悦司や稲垣吾郎といった歴代の金田一耕助で採用されており、建物の中では撮影時の写真が飾られています。
すぐ近い場所に同じくベンガラで財を成した西江邸があり、こちらも八つ墓村のロケ地へ採用された事があります。
こちらは住人のいなくなった広兼邸とは異なり今でも個人の住宅として使われていますが、建物の一部は公開されています。(有料)
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