TOP岡山のパワースポット>大仙院

大仙院

佛松山・大仙院

詳細

宗派:真言宗
愛称・別名:大仙さん
所在地:笠岡市笠岡5240

開基:1692年
駐車場:有り
関連リンク:岸本甚造(大山参りの途中に雄町米を発見した)


大仙院とは


 笠岡市笠岡の大仙院の「大仙」は鳥取県の大山に由来します。
 笠岡では大山を霊山として大仙智明大権現を祀る大山信仰が盛んでした。大仙院を創立した橋野與左右衛門もそんな熱心な信者の1人でした。

 ある時、與左右衛門が重い病気を患った時に大仙智明大権現が夢枕に立ち、彼に笠岡の地で自分を祀るように伝えました。
 病気が快癒した與左右衛門は出家して名を政範と改め、京都嵯峨野の大覚寺にて修業の日々を送りました。

 修行が終ると大山から大仙智明大権現を分霊し、草庵で祀りました。しかしこの時点では寺院の場所はより良い土地を見つけて移すつもりでした。そこへ再び大仙智明大権現が夢枕に立ちました。
 祀る場所について現在地で構わない事を告げ、その証拠として松に奇瑞(めでたい事の前兆)を起こすと話しました。 起きてみると松が全て本尊の方を向き、そしてその上には光が輝き、
大仙智明大権現の影が現れたそうです。

 山号である佛松山はこの出来事に由来すると言われています。

大山信仰と大仙院


 前述の通り大仙院は大山信仰から建立された寺院です。
 この事は大仙院の隆盛とも関係しています。

大仙寺の楼門
(大仙院の楼門)

 大山信仰には死者は大山へ帰るという考え方があります。
 なので祖先の霊に会う為には遠路はるばる大山へ行く必要がありました。現代のように交通網や交通手段が発達していれば大山のお参りも日帰りですが、当時は歩いていくしかありませんでした。
 なので日数もかかる上に、身体的な事情から大山に行くのが難しい人もいました。
 
 大仙院へお参りすれば大仙詣と同じく大仙智明大権現にお参りできる事になります。なので大山信仰を持つ人々は宗派を問わず人が亡くなると大仙院にお参りするそうです。

マップ



 -戻る-

関連リンク


写真:本堂、楼門
写真撮影:岡山の街角から

ページトップに戻る