『チボリはいる!? 岡山市出直し選挙』
岡山市・出直し選挙
自治体の首長が辞任して、それに伴う選挙に出馬する事を出直し選挙と言います。
議題になっていること等について、信を問う目的で行わるのが一般的です。
岡山市でも1991年に行われました。
この時の論点となっていたのは、チボリ公園の誘致でした。
後に場所を移して倉敷市で実現しますが、計画は岡山市の市制100周年の記念事業としてスタートしました。
しかし不透明な巨額なお金の動きや、市議会や市民に対する事前の説明がなかったことが問題となり、計画への反対意見が増えていました。
そこで市長だった松本 一はチボリの誘致について市民の真意を問うための出直し選挙を敢行したのです。
結果
結果は新人でチボリ公園からの撤退を公約に掲げた安宅敬祐が当選しました。
当選した安宅敬祐が81,207票、落選した松本 一が64,696票でした。
これにより岡山市でのチボリ公園の計画は撤廃され、県が主導となり倉敷市に土地を確保して進めていく事になりました。
余談ですが安宅敬祐は2010年までの岡山市の政令指定都市の移行を公約の一つに掲げていました。
これは意外にも歴代市長としては初めての事で、自身は市長を退いていたものの、公約通り2009年に髙谷茂雄が市長の時に実現しています。
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画像:『岡山チボリ公園の予定地だった一帯』
写真提供:プランク様
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