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『睡眠時無呼吸症候群と岡山』
睡眠時無呼吸症候群とは
睡眠時無呼吸症候群という疾患をご存知でしょうか?
眠っている間に無呼吸になったり、低呼吸になってしまう症状で知られています。
それに伴い様々な弊害が起こりますが、最もよく知られているのは眠気です。
睡眠時に熟睡できない状態にある為に、起きて活動している際に強い眠気に襲われてしまうのです。
自動車の運転中に居眠り運転を起こしてしまうなど、強烈な眠気のようです。
この睡眠時無呼吸症候群が世間的に広く知られるようになったのも、居眠り運転が発生した為でした。
そしてそれは岡山で起こりました。
岡山駅での居眠り運転
2003年に岡山駅で山陽新幹線が緊急停止しました。
運転手が居眠り運転をしており、その為に自動制御装置が働いて停止したのです。
時間にして約8分も運転手が眠ったまま運行していました。
後に運転手が睡眠時無呼吸症候群である事が発覚しました。
本人は自覚がなかったそうです。
この出来事がきっかけとなり、日本で睡眠時無呼吸症候群という言葉や、その症状が広く知られるようになりました。
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写真:居眠りのイメージ図
写真提供:イラストAC