TOPコラム岡山後楽園を学ぶ>9.延養亭

延養亭

延養亭

延養亭


 園内にある延養亭は、普段は非公開の建物です。

 岡山藩主が後楽園を訪れた際に居間として用いる為に建てられ、公園の最初期から存在しています。
 後楽園のデザインは、延養亭の主室(普段、城主がいる部屋)から一番美しく見えるように作られています。
 中には入れないまでも、来園の際は延養亭のから園内の様子を見学しておきましょう。

戦火からの再生


 延養亭は1945年に岡山市街地を襲った『岡山大空襲』の際に焼失しました。
 1960年に隣接する茶室の臨い軒と共に再建されましあが、この時に参考に使われた資料は『御茶屋御絵図』という絵図です。

 これは後楽園を造った当時の後楽園の風景を記したものです。
 絵図にある延養亭を元に、材料・技術共に日本最高峰のものを集結させて再建されたのが現在の建物です。

見学について


 先述の通り、普段は延養亭の中の様子を見ることは出来ません。

 しかし年中行事の会場となった際には開放されており、中の様子を見ることができます。
 更に特別公開が行われた際には、中に入って見学も出来ます。


<<前の記事へ  目次へ戻る  次の記事へ>>

関連リンク



目 次

写真
『延養亭』(写真提供:えいの旅 様)


 -戻る-



ページトップに戻る