倉敷美観地区
詳細
住所:倉敷市本町、周辺地域
国指定:重要伝統的建造物群保存地区
「美しい日本の歩きたくなるみち」500選
駐車場:周辺へコインパーキング有り
見学は24時間可、店は各店舗による
関連リンク:倉敷市による紹介ページ
倉敷市の地名の由来
倉敷美観地区とは?
倉敷美観地区は江戸時代に天領として運河で栄えた倉敷の風景を保存するため、条例によって整備されている町並み保存地区です。
倉敷のち名は天領として様々な蔵が立ち並ぶ地域のことを指す『倉敷地』から来ていると考えられています。現在も当時の蔵が周辺で見られます。
歴史のある住宅や美観地区を象徴する白壁(なまこ壁)による統一感のある町並み、そして倉敷川の風景によってまるでタイムスリップしたかのような景観が楽しめます。
中心となるのは倉敷川に面した一帯ですが、倉敷市役所周辺までは、統一感を持たせた整備が行われています。
主要スポット
倉敷市の発展に多大なる貢献を残した大原家の旧宅や、大原孫三郎が岡山出身の洋画家である児島虎次郎へ収集させた貴重な美術品を集めた『大原美術館』があります。
そして倉敷を創業の地とする倉敷紡績が使っていた工場を再利用した倉敷アイビースクエア(近代化産業遺産に指定)は、宿泊施設として整備されています。
観光者向けのお店も、古い民家や商店をそのまま利用されています。
特に中国銀行倉敷本町出張所は1922年より現役で使われ続けている建物として人気を博しています。(※2016年に出張所は閉鎖しました)
倉敷の総鎮守『阿智神社』や、美しい庭園を持つ観龍寺も美観地区内にあります。
タイミング次第で見れるもの
美観地区には、行けばいつでも見れる…というわけではない風景もあります。
まずは夜間のライトアップ。
こちらはタイミング次第と言うよりも、時間が決められて実施されています。(4月~9月は日没~22時、10~3月は日没=21:00)
白壁の多い美観地区の特色を活かし、白い壁へ明かりを当てる事によって独特の景観を作り出しています。
また、倉敷川ではかつて物流の為に水路として利用されていた頃を偲び、現在でも川舟流しを体験することも出来ます。
そして、タイミングがよければ、船上で結婚式をされている風景を見る事も出来ます。
他、季節ごとにひな祭りや春宵あかりといったイベントも開催されています。
駐車場
美観地区に専用の駐車場はありません。
ただし周辺にはコインパーキングが点在しているので、イベントが行われている時でない限り、徒歩圏内への駐車は可能です。
料金設定は様々で、近いほど料金が高くなります。
そして土日料金になっている駐車場も少なくありません。
よく料金を確認して駐車しないと、滞在時間が長いと数千円の料金がかかる場合もあります。
競争率は高めですが、市営の駐車場が狙い目です。
バイクの駐車場は倉敷国際ホテルの道路を挟んだ正面側にありますが、美観地区周辺は二輪は駐車禁止になっていないエリアも少なくありません。