『改めて、戦争を考える』
改めて、戦争を考える
幾つか戦災の傷跡を残す場所を紹介させて頂きましたが、実際にはそういった場所はまだ幾つもありますし、戦後に建てられた慰霊碑などもあります。
少し距離はありますが、充分に徒歩で回れる範囲内なので、ウォーキングを兼ねて色々と見て回るのも良いと思います。
平和像の意味を知ってから随分と色々な事を調べました。
戦争については学生時代に色々と勉強してきたつもりでしたが、テストに出ない部分に関して、自分が随分と無知だった事に気付かされました。
岡山空襲では鳴らなかったのですが、空襲を知らせるための警報や、戦争の音(焼夷弾が落とされる音)、B-29という爆撃機の素性など、全て今回のコラムを書く為の資料集めをしていて知ったことばかりです。
何年に何が起こり、何年にこういう条約が結ばれ、何年に終戦…僕の頭にあったのは、その程度の知識でした。
ただ勉強しただけで、生々しく戦争を考えたことが無かったのだと思います。
最後に
歴史を学ぶ理由は色々と、恐らく人それぞれにあると思います。
僕はその中の一つに過ちを繰り返さない為という物が入ると思っています。
戦争はその中でも最も繰り返してはいけない歴史の一つです。
でもそれは文字や数字を追うだけでは伝わりきらない事なのではないでしょうか。
身近にある戦争の傷跡に触れる内に、「こんな事を繰り返してはいけない」という想いが高まっていく事を感じました。
当時の人々の悲しみや絶望。
それはテスト勉強だけの歴史からは学べない、とても大切な事ではないでしょうか。
このコラム『岡山空襲を学ぶ』が、地元で起こった空襲を通して、一人でも多くの人が、戦争は繰り返してはいけない歴史なんだと、もう一度感じて頂くきっかけになればと思いつつ、ここまででとりあえずのまとめとさせて頂きます。
写真:『子守神社』
写真撮影:岡山の街角から

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