田の口港周辺を歩く2:近辺を歩いてみる
参道へ入ってみる前に、ちょっと周辺を散策してみました。
まず防波堤でこんな標識(左の写真参照)を見つけました。
平成16年に発生した台風16号の際の潮位の記録なのだそうです。
黄色が警戒潮位で、赤が台風による最高位潮位です。
このイラストからすると、防波堤の高さ自体には余裕があっても充分に波が越えてきたのでしょうか…。
僕も比較的海に近い場所へ住んでいるので他人事ではありません。
海の近くに暮らすという事は、台風などの自然災害とも向き合い暮らす事なのです。
老後は海の見える家で…なんて憧れますが、老後は少し小高い場所の方が良いかなぁなんて、やけに現実的なことを考えてしまいました。
さて、前のページで見えていた灯篭の後ろに広がる工場が気になっていたので、そちらへ歩いていってみました。
会社の倉庫らしきものと住宅の間を抜けて進んでみると、辿り着いたのは住友化学さんの岡山プラントでした。
会社の私有地になるので中に入る事は出来ませんが、外から見ているとレトロな雰囲気の建物が見えて、面白そうでした。
以前インテリアの仕事で、玉野市にある日比共同製錬さんの玉野製錬所の中へお邪魔したことがあるのですが、こういう広い工場のような場所はレトロな建物やツールがたくさん残されていて興味深いです。
余談ですが、門の所へ掛かっている白いプレートには『朝礼中&12時~13時 しばらくお待ち下さい』と書いてあります。
訪問したのは12:15頃なので、お昼休みだったのでしょうか。
別の時間に行くともっと賑やかなのかもしれませんが、この時は静かな雰囲気に包まれていました。
ところでこのプラントの門の横辺りからも防波堤へいけます。前ページで使った灯籠の写真はこちらからしか行けない防波堤にあるものでした。
さて。港周辺の散策はここまでにして、次からは鳥居周辺に残されている当時の趣を残す町並みを散策してみようと思います。
<<前の記事 TOPへ戻る >>次の記事
写真撮影:岡山の街角から
目 次 |
---|