田の口港周辺を歩く5
古い町並み3
前頁でも触れましたが、この近辺(田の口5丁目)は古い町並みが残っているだけではなく、活気溢れる町という一面も持っています。
現在ではメインの通りが参道から一本ずれた場所を通る国道430号になっているものの、八百屋(上の写真)や精肉店が今も現役で残っています。
この写真は十八盛酒造さんです。
国道430号からも道沿いにあるように見えますが、入口があるのは参道側なんですね。
1785年創業と言う歴史のある企業で、現在に至るまで非常に趣きのある建物を本社として使い続けています。
正に参道の衰勢の歴史を見てきた会社ですが、この辺りに行くと工場が盛んに動いていたり、従業員の方がおられたりと、非常に活気に溢れた雰囲気があります。
そして新旧の建物が並んでいる辺りです。
道が細いのは地元の方々も心得ているようで、僕が歩いていたり、車同士がすれ違うときにもスッと道をあけているのが印象的でした。
段々と時代が変わっていっても、人と人が譲り合いながら、お互いに不便の無いように生きていくと言う、生活の基本のようなものが、しっかりと息づいているのを感じます。
人は何かとコンビニが近いとか駅が近いとか、便利な場所へ住みたがります。
しかしこういう場所に住んでみるのもいいなぁなんて思うのです。
こちらは精肉店です。
大きな車道とクロスしており、この辺りは車の音で賑やかです。
この道を進み続ければ実際に由加山まで辿り着くことができるのですが、この日は由加南口辺りで折り返して戻りました。
車を田の口港へ置いてきているので、戻らなければならないことを思うと由加山まで進むのはやめておきました。
由加山も時間を見つけて訪問してみたいなと思っています。
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写真撮影:岡山の街角から
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