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日吉神社の社殿
神社に到着したので、境内を見学してきました♪
まず上の写真が拝殿です。
境内は綺麗に掃除されており…っていうか、拝殿のところにたくさん掃除道具が置いてあるのがよく見えるので、今でも氏子の方や宮司さんがよく管理・清掃されている事がよく判ります。
狛犬さんは少し苔むして、緑がかった色になっていますが、ちょっと丸っこくて可愛らしかったです。狛犬の好みっていうのも辺ですが、僕は丸っこい形の狛犬が好きです。
ちなみに813年に作られたという年代モノです。
こちらが拝殿。
境内も草も目立ちませんし、鈴の持ち手の部分も真新しい感じです。
玉垣と奥に見える林の風景が、なんとも言えず綺麗です。
色々な神社を見てきましたが、鎮守の森という言葉がこれほどぴったりくる神社も無かったなと思いました。
場所によっては瀬戸内海を一望できるような景勝地である十禅寺山の中で、海も見えない奥深い山の中に神社があるのには、ある伝説が関係しているそうです。
実は神社はかつて海の見える風光明媚な場所にあったそうですが、海賊が山王権現(日吉神社のこと)の幟を掲げて悪事を働いていたとかで、海から見えない場所へ移転することになったのだとか。
さすが海賊の信仰まで集めるなんて、由緒正しい神社だけありますね!…というわけにも行かなかったのでしょう。
そうして移転したのが、この場所でした。
かつては瑜伽山と並び称される神社であり、大勢の参拝客は勿論、神社を中心とした門前町もあり、賑わいがあったそうです。
読んだ史料には、そうした建物の痕跡が残されているようなことも書いていたのですが、今回訪れた際には、そうしたものを見つけることは出来ませんでした。
もうなくなってしまったのか、僕が見つけられなかっただけなのか判りませんが、今後十禅寺山へ来られる方は、住居跡などの痕跡も探してみてくださいね♪
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撮影:岡山の街角から
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