備中福山城跡を歩く4:和霊神社散策3
■ 和霊神社とは
こちらが拝殿のすぐ後ろにある本殿です。
案内看板によると、実はこの神社の祭神は明確ではないようです。
宇和島にある和霊神社を分霊したものだと伝えられているそうで、恐らくそれが事実なのでしょうが、岡山県神社庁のHPを見ても祭神の項目は空白になっていました。
本家の和霊神社の祭神は山家公頼さんです。
宇和島藩の財政の建て直しの為に献身的に勤めた方ですが、主君と考えが対立してしまった為に殺されてしまいます。
しかしその後、怨霊騒ぎが起こって、生前の業績を改めて称えるものとして建てられたのが、和霊神社です。
何か起こった時に、恨みを持って死んだ方の怨霊のせいではないかとする考え方を御霊信仰と呼ぶそうで、天満宮で知られる菅原道真さんの事例が有名ですね。
和霊神社を分霊した神社は中四国を中心に沢山あるそうです。
悪疫を鎮める勝運の神として地元では親しまれていて、和霊さんと呼ばれる事もあるとか。
■ 社務所と神社の歴史
こちらの建物が社務所です。
人の気配は無いようでしたが、立派な神社でした。
もし機会があれば、宮司さんともお話をさせて頂きたいと思うのですが、僕が神社に行って宮司さんとお会い出来る事は、何故か殆どありません。
…僕は何かしら邪悪な雰囲気でも発しているのでしょうか。
この神社が分霊されたのは天明年間(1781~8年)の頃だと伝えられているそうです。
ただ本殿の後ろのほうにあった保存、修理の記念碑には2002年の日付で『和霊様は伊予国宇和島から勧請されて250年』とされていました。
おろ?数字が合わないΣ(・ω・ノ)ノ!
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写真撮影:岡山の街角から
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