備中福山城跡を歩く7:城の遺構
■ 門の跡
多少ではありますが、当時の城を偲ばせる遺構があるのでご紹介します。
まず左の写真が備中福山城の門のあった場所です。
基礎となった石が現在でも残されており、余り広くは無かったであろう門があったことが判ります。
他の城址を回っていると、お城の門の跡が陣屋や寺院などで再利用されるケースを良く見かけますが、これくらいの大きさであればちょうどいいのかもしれませんね。
実際に門があった頃には、少し身をすぼめるくらいで通っていたのでしょうか。
また難攻な城が多い山城では一気に攻めづらい小さな門は正解なのかもしれませんね。
この門の跡を進むと、ベンチなどがあったり、少し開けた場所になっていて登山を楽しむ方々が休憩されています。
■ 土塁の跡
こちらは土塁の跡です。
ただし看板によると基礎の部分だけですが、石がきちんと並べられていたり、往時の形を物語るように残されています。
基礎だけだからなのか、元々それほど大きくなかったのか、はたまた月日の経過で崩れているのか、それほど立派な土塁には見えませんでした。
ところで余談ですが、この場所で蛇と出くわしました。
さすが山の中…。行く人は心しておきましょう。ちなみに今回は蛇のほうが大慌てで逃げていきました。
城址周辺は木々が茂っていたり、端っこのほうに行くと遺構やベンチも無いので、遭遇する機会は多いかもしれません。
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写真撮影:岡山の街角から
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