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頂上からの景色

12.頂上から景色を楽しむ

周辺の島々を見る

 頂上にある小さなテーブルのような物には地図が描かれています。
 周辺の島々や、遠く見える景色が何なのかが一目瞭然です。
 (※海に背を向ける方向で見ています。後ろに見えるのは、鷲羽山麓の大畠地区です)

 岡山県と香川県の海にある県境は、岡山県側が非常に狭く、こうして見える瀬戸内海の島々も大半は香川県所属です。

 しかし岡山県の方が近い島も多く、香川県の島である直島や豊島は生活圏やライフラインも岡山県玉野市の方に依っています。
 島々に限らず香川県と岡山県はテレビ放送を共有している事もあり、岡山県と香川県は陸地で繋がる隣県よりも、海を挟んではいてもお互いの結びつきが強い県同士です。

鷲羽山周辺


大畠 釜島

 鷲羽山から見える岡山県側の風景をご紹介しましょう。
 左側は大畠地区です。
 競艇場からもう少し鷲羽山方向に寄った辺りの地区です。
 児島地域で古い町並みを見ると言えば下津井が有名ですが、この大畠も趣のある景色が残されています。

 そして右側は釜島です。
 現在は無人島ですが、昭和50年代までは人が住んでいた為、学校や民宿、神社などの建物が残されています。
 この島はキャンプなどに使用されることもあるそうです。
 管理は地元企業の下電ホテルなので、興味がある方は問い合わせてみて下さい。
 島の名前は塩を作るのに海水を釜で煮詰めていた事に因みます。
関連リンク:『釜島の地名の由来』 
松島 松島(模型)
 この写真は二枚とも松島です。
 左が実際に展望台から見える島で、右はビジターセンターにある模型です。

 藤原純友の乱の際に拠点の一つが置かれた島で、純友神社があります。
 県内で一番小さい有人島ですが、最盛期より人口は減り続け、平成23年時の調査では4人となっています。
 写真のように鷲羽山から見ると、港の入り口が反対側を向いているので有人には思えないかもしれませんが、ビジターセンターにある資料(右の写真)を見てみると、島の感じが良く判ります。

 余談ですが、倉敷市の松島といえば川崎医科大学附属病院の所在地も倉敷市松島です。
 インターネットなどで検索する際には『児島諸島、松島』がお勧めです。


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目 次

写真:上・頂上付近、中・大畠地区、釜島、下・松島
写真撮影:岡山の街角から


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