中太鼓の丸跡で休憩
城主の伝言4
降り続く雪に追い詰められた気持ちで進んでいくと、再び城主からの言葉が。
今度はどうボクを鼓舞してくれるのかと思いきや、
『この辺りがちょうど中間地点である
しばし休まれよ』
じょ、城主っ!
その優しいお言葉だけで体力が蘇るようです!!
…とは言うものの、本当に疲れたので休憩を取りました。
ふいご峠の駐車場から城までは20分程度の道程と読んできていたのですが、雪に不慣れな為に少し遅れ気味です。
休憩スポット・中太鼓の丸跡
上の写真のような案内看板もあり、現在地の確認や種々の解説があります。
さすがに座るのはお尻の体温を失うばかりだろうと思い、この看板を読んで過ごすことにしましたが…、
こいつ、人が前に立つと喋るんですね。
僕は腰が抜けるくらい驚いてしまい、まるで現代に迷い込んだお侍さんのような有様になってしまいました。
さすが要塞と呼ばれた城だけあって、このような罠もあるので、休憩の際には注意が必要です。(違う)
案内によると、この辺りは『中太鼓の丸跡』と呼ばれる地点で、戦略上非常に重要な場所だったそうです。
中太鼓の丸跡
かつてはここにあった中太鼓櫓は、有事の際や城主が通る際に太鼓の音などで知らせるなど、通信手段としての役割も果たしていたそうです。
ここで太鼓が鳴ったら、城にいた人たちは慌てて仕事をしているふりをしたりしたのでしょうか。
ここに来て、ようやく自分が『登山』ではなく『登城』をしている最中だったのだと気づくのでした。
そういえばこの辺りの山は『臥牛山』と言います。
城の名前が山から取っているとすると、時代が違えば臥牛城だったのでしょうか。
要塞のような城の名前に牛はちょっと嫌だなぁ…なんて思ったりしました。
ちなみに臥牛山というのは牛が臥せっているように見えるからだそうです。
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写真撮影:岡山の街角から
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写真撮影:岡山の街角から
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