下津井城址を歩く10:祇園神社編1

 下津井城から少し下った場所にあるのが園神社です。
 少し下った場所と言っても、徒歩では行くには距離があるので、下津井城址がある吹上から車で下津井港がある辺りへ移動します。
 余談ですが下津井漁港は干しダコなど、海の幸に恵まれた場所なので、休憩がてら舌鼓もお勧めです♪


 神社が有る場所は下津井城址よりも更に古い城址で、呼び分けの為に下津井古城址等と呼ばれる事があります。
 また黒船が来航した時代には台場として機能していた事もあり、その頃を思わせるように、現在でも砲弾が飾られています。(※写真参照、クリックで大きな写真も出ます)

 地域の方々からは『祇園さん』との愛称で呼ばれており、主祭神は素戔嗚命です。
 お城だった時代に、その敷地内へ鎮守として作られた神社が起源となっているそうです。
 現在でこそ下津井古城址の呼び名が知られていますが、そもそもの名称は『長浜城』で、神社の呼称も長浜宮でした。

 神社には貴重な書類が残されている事でも知られており、江戸時代末期の下津井や神社周辺の出来事が詳細に記された文書は倉敷市指定の重要文化財にもなっています。
 境内には写真のような歌碑がいくつも飾られており、それほど広い神社ではありませんが、一つ一つをじっくり読みながら回るといつの間にか時間が過ぎてしまいます。

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写真撮影:岡山の街角から


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