下津井城址を歩く8:二の丸周辺

 次なる目的地は二の丸周辺です。
 現在の城址で最も開けた場所に位置するため、非常に展望が良い場所です。
 東屋や城址の地図が設置されるなど、下津井城址/瀬戸大橋架橋記念公園にとっても中心的な場所になっているといえるでしょう。


 僕はネットで写真を公開されていた方が撮影してくれていた案内看板を携帯電話へ保存して訪れていたのですが、そういった備えが面倒だという方は、まず二の丸を目指して、ここを起点に移動すると良いかもしれません。

 車での来訪の場合は駐車に困ってしまいますが、この二の丸の先にあった大手門の辺りから入園する事も可能です。
 お弁当でも持ってきていれば、ここで昼食休憩なんて風雅で良いなぁと思いますよ。
 ただしこの日の僕は強まる雨脚に怯えていたので、風雅もクソも無く駆け抜けていきました。

 そしてこれが二の丸から見た瀬戸内海の風景です。ここもなかなかの展望ですね♪
 鷲羽山は瀬戸内海の景色を楽しむ有数の展望地として知られています。
 さすがに景色は整備された鷲羽山展望台に劣るものの、この場所からの展望もなかなか良いです。
 昨今の写真では瀬戸大橋が写っている瀬戸内海というのが定番ですが、僕は瀬戸大橋が写らない瀬戸内海の写真も好きです。
 瀬戸内海の魅力の一つである『多島美』という楽しみ方は、この鷲羽山で発見された感覚だといわれています。
 島々の間をゆったりと船が航行していく風景は心落ち着く不思議な魅力が有ります。
 他の場所からはバッチリ瀬戸大橋を拝めますので、二の丸に来た際には、昔ながらの瀬戸内海の楽しみ方を堪能してみてはいかがでしょうか。

 この二の丸付近には立派な石垣も残されています。
 僕はイマイチ石垣を見る目が無いらしく、後世に作られたものでも、少し昔っぽく作られたものと、非常に綺麗な状態のまま残されている昔ながらのものの見分けが苦しい無知な人間です。
 下津井城址は石垣通(っていうのかな?)の先人が多くネットへ情報を残してくださっていたので、色々と勉強になりました。
 写真の石垣は昔ながらのものですね。(自慢げに)見て頂ければ判りますよね!?
(※とか書いてて、あれは違いますよ。みたいなメールが来たらどうしようかとドキドキしてる知ったかぶりです。そっとしておいてください)


 …ただし、石垣としての見所は写真の左端に追いやられている張り出しの部分なんだそうです。
 こういう部分を作るのには高い技術が必要なのだそうです。
 今後は城址を訪れる際には、こういう部分にも注目していきたいですね。
 
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写真撮影:岡山の街角から


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